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0SIMの2枚目(sim追加)は可能なの?メリットとデメリットは?

月額0円で利用できることで評判になっている0SIMですが、SIM2枚挿しが可能な端末ならば、0SIMを2枚挿しすることで無料部分が増えるというメリットがあります。

問題は、0SIMは1人1枚しか持てないと明記されていることです。ただ、ちょっとした「裏技」を使えば、2枚目のSIMを入手することは可能なのです。

0SIMの2枚目のSIMを入手する「裏技」とは?

1人1枚までと決まっている0SIMを複数持つための裏技とは、家族名義で申し込むことです。家族名義ならば、同じクレジットカードでの支払いがOKだからです。

1人につき1枚と明記されている

最近では、1つの契約で複数のSIMを所持することができるMVNOが増えています。中には、複数のキャリアのSIMを1つの契約で持てるMVNOもあるのです。

複数のSIMを持っていれば、1つの契約だけで複数の端末をLTEに接続させることが可能になります。例えばスマートフォンとタブレットの2台持ちなら、テザリングなしで両方を接続できるのです。

また、複数のキャリアから回線を借りているMVNOだと、違うキャリアの回線も1つの契約で持つことができます。これは、通信可能エリアを増やすという意味で便利です。

0SIMでもこうしたことができれば便利なのは間違いありません。問題は、0SIMがSIMの複数持ちに対応しているかどうかです。

0SIMの公式サイトを見ると、次のような内容が記載されています。「SIMは1人1枚で、データ専用、データ+SMS、データ+音声合わせて1枚となります」

つまり、0SIMでは1人で複数のSIMを所持することはできなくなっているのです。少なくとも、普通の方法では複数SIMは入手できません。

家族名義でSIMを入手する「裏技」

では、どうすれば複数のSIMを入手できるのでしょうか。それは、自分名義ではなく、家族など信頼できる人の名義で申し込めばいいのです。

自分名義でないSIMを自分の端末に挿しても、ちゃんと動作してくれます。名義人の端末でなければ動作してくれないというようなことはありません。

0SIMはデータ専用ならば、月に500MBを超えなければ利用料金はゼロです。仮に家族の名義を使わせてもらう場合でも、金銭的負担が発生するわけではないことを説明しておきましょう。

ちなみに、以前は家族名義の回線については、クレジットカードは自分のものでも利用できたのですが、最近になってクレカは本人名義のみしか使えなくなってしまいました。

0SIMの回線を1枚のクレカで複数利用する方法があちこちで紹介されてしまったので、0SIMを運営するnuroモバイル側が対処したということかもしれませんね。

0SIM2枚挿しなら無料の容量が2倍に

0SIMの2枚挿しには、無料の容量が2枚挿しになるというメリットがあります。これによって、2回線を持っていても維持費がかからなくなるためです。

0SIMの有料部分は結構割高

意外と知られていないのですが、0SIMの有料部分は結構割高です。はっきり言ってしまうと、他のMVNOを使った方が割安なレベルです。

無料部分である500MBを超えると、2GBまでは100MBごとに100円かかります。600MBまでならば100円、700MBまでなら200円という感じで、2GBを超えると5GBまで1600円となります。

5GBを超える分については、チャージ料金が必要です。100MBで500円、500MBで2100円、1GBなら3800円と、かなり高く設定されています。

大手キャリアのドコモで容量チャージを行う場合、1GBで1000円です。キャリアと比較しても、その4倍近い価格設定となっているのです。

では、他のMVNOはどうでしょうか。mineoの場合、データSIMだとau回線のAプランとドコモ回線のDプランなら6GBで1580円、ソフトバンク回線のSプランで1670円となっています。

OCNモバイルONEだと、6GBコースは1380円です。IIJmioは6GBコースが1520円、楽天モバイルは5GBコースが1540円です。

0SIMで6GBを使うとなると5400円ですから、使い方を間違えるとどれだけ割高な料金を払わなければならないのか、理解してもらえるのではないでしょうか。

SIMを使い分ければ無料分が2倍に

このように、0SIMの有料部分はかなり割高です。できることなら無料部分だけですませたいところですが、500MBというのは意外と早く使ってしまいます。

ここで、2枚目のSIMが生きてくるのです。仮に、片方のSIMが無料部分をほぼ使い切っていても、もう片方は無傷だからです。

容量はSIMごとに定められているので、その時点で使っていないSIMについては、容量を全く消費していないことになります。

つまり、SIMを2枚持っていれば、無料部分の容量が2倍になるのです。データ専用SIMならば、無料部分だけ使っていれば維持費はかかりませんので、無料で使い続けることも可能なのです。

500MBでは容量が足りないという人であっても、1GBならば何とかなる可能性は高くなります。SIM2枚持ちによって、月々の維持費を下げられるというわけですね。

0SIM2枚挿しにはデメリットもある

0SIM2枚挿しには、デメリットもあります。利用している回線が同じなので、2枚挿しにしても通信可能エリアは広がってくれないのです。

通信可能エリアはキャリアによって違う

大手キャリアでも、すべての場所で通信が可能というわけではありません。山間部や、場合によっては都市部でも建物内では電波が届かないというケースは珍しくありません。

問題は、電波が届くかどうかはキャリアによって異なっていることです。ドコモなら届くけれどauは届かない場所があれば、auは大丈夫だけれどドコモがダメという場所もあります。

例えば都市部であっても、地下街などで自分のスマホは圏外なのに、他の人が使えるのを見たときなど、通信可能かどうかでイライラしてしまった経験がある人は多いでしょう。

最近のスマホの中には、2枚のSIMを挿せるものが増えています。違うキャリアのSIMを挿しておけば、片方がダメでももう片方が使えるという局面があり、通信可能エリアが広がります。

ドコモしかつながらないエリアならドコモのSIM、auしかつながらないエリアならauのSIMに切り替えるようにすれば、通信可能な場所が増えてくれるというわけです。

MVNOにしても同じです。特に、複数のキャリアから回線を借りているMVNOだと、SIMごとにキャリアを分けるようにしておけば、1つの契約で同じことができるのです。

例えば複数のSIMを発行してもらい、片方をドコモ回線、もう片方をau回線にしておけば、通信可能エリアが広がってくれるというわけです。

0SIM2枚では通信可能エリアが広がらない

こうしたSIM2枚挿しのメリットは、0SIMでは受けられません。なぜなら、0SIMが利用しているのはドコモ回線のみだからです。

0SIMを運営しているnuroモバイルそのものはドコモ、au、ソフトバンクの回線を借りており、契約の際にどの回線でも選べるようになっています。

これに対して、0SIMはドコモ回線か使用していません。公式サイトには、ドコモのネットワークを利用しているとは書いてありますが、他のキャリアについては記載されていません。

つまり、2枚のSIMの通信可能エリアは全く同じということになります。片方が通信不可能なエリアでは、もう片方もダメになってしまうのです。

これでは、SIM2枚挿しのメリットが減ってしまいます。通信可能エリアが増えないので、そっちが主目的という人にはオススメできないということになります。

0SIMの2枚挿しは、正規の手順では契約できないうえ、複数SIMのメリットすべてを享受できるわけではありません。ただ、無料で利用できる容量が2倍になるので、少しはお得に使えそうですね。