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【100均】ダイソー、セリアのヘッドホン!Bluetooth・有線まとめ!

【100均】ダイソー、セリアのヘッドホン!Bluetooth・有線まとめ!

ダイソーのヘッドフォン

ダイソーでは現在、4種類のオーバヘッド型ヘッドフォンを展開しています。有線タイプに3つのバリエーション、Bluetoothヘッドセットとして1機種です。ネックバンド型、クリップ型など、別のタイプのヘッドフォンは現在のところはありません。

ダイソーのヘッドフォン4つそれぞれの機種の特徴をザックリまとめてみます。

有線接続クロームタイプ

耳に当たる部分のユニット外枠をメッキして高級感を演出したタイプです。

その他の3機種とはドライバーユニット(小さなスピーカーのような音を出すユニット)が異なるようで、こちらの製品の方が音圧レベルが高くなっています。スマートフォンなど、イヤフォンジャックからの出力にあまりパワーがない製品でも鳴らしやすい可能性があります。

お値段はこちらでも税込み550円。気軽に試せる価格ですね。

ケーブル長 1.2m
周波数帯域 20-20,000Hz
インピーダンス 32Ω
出力音圧レベル 115dB
色 黒、白

有線接続折りたたみタイプ

こちらはヘッドバンドなどを畳んでコンパクトにまとめることが出来るタイプです。移動時に便利で外出先にも持って行きやすい製品ですね。

ケーブル長1.2m
周波数帯域 20-20,000Hz
インピーダンス 32Ω
音圧感度 105dB/mW
色 黒、白

有線接続ノーマル

こちらは一番スタンダードなタイプ。330円で入手出来るお手軽さが嬉しい機種です。

スタンダードタイプと言いつつイヤーパッド部分は向きを変えて出っ張りを抑え、持ち運びやすいカタチにも簡易変形できる製品です。

こちらは、この記事の後半で簡単なレビューをしています。

コード1.2m(珍しい平形ケーブル)
音圧感度 105dp/mW
再生周波数帯域 20-20,000Hz(?) 公式サイト表記(20-200Hz)は多分誤記
インピーダンス 記載なし
色 黒、白

Bluetoothヘッドセット

続いてお値段わずか1,100円を実現したオーバーヘッド型Bluetoothヘッドセットです。いろいろな条件をすべて度外視出来るぐらいに、圧倒的と言えるコスパを実現した製品です。

3.5mmプラグのAUXケーブルを準備すると有線接続でも利用出来ます。

こちらの機種もこの記事の後半でレビューしています。

Bluetooth5.3対応
ドライバ ダイナミック型40mm径
周波数帯域 記載なし
インピーダンス 32Ω
音圧感度 97±3dB
バッテリー容量 200mAh
音楽再生 10時間
通話 8時間
待ち受け 100時間
コーデック SBC、AAC

セリアのヘッドフォン

現時点(2023年4月)では残念ながらセリアではヘッドフォンの商品展開は行なっていないようです。公式サイトにも記載がありませんし、著者の街のセリアでは取り扱いがありませんでした。

今、セリアはこのジャンルの製品をイヤフォン型の機種に集約してしまった雰囲気です。

ただ、以前は何種類かのヘッドフォン製品を販売していました。タイプとしては最低でも2種類は展開されていて、ヘッドバンドがなく左右のユニットを耳に「引っかける」クリップタイプのもの、

それと比較的コンパクトなスタンダードタイプのヘッドフォンがありました。

セリアに限らず100均は製品の入れ替わりがすごく速いので、ヘッドフォンに関しても実は現在商品開発中、なんてこともあるかも?

セリアのヘッドフォンは過去に販売されていたものの評判もなかなかでしたから、これから出るかもしれない製品にもちょっと期待してもいいかもしれませんね。

ダイソーのヘッドフォンレビュー

さて、ダイソーのオーバーヘッド型ヘッドフォンのうち今回2機種を実際に入手して、簡単に使い勝手や音の聞こえ具合のテストを行なってみました。

ものはBluetoothヘッドセットとスタンダードタイプのヘッドフォンです。

それぞれ念のために~10時間程度のエイジング(慣らし運転のようなもの)も行なってみています。

Bluetoothヘッドセット

たったの1,100円で買えるBluetooth接続のオーバーヘッド型ヘッドフォン。少し慣らしをやったあと音などを確認してみました。

外観の印象

外観はいわゆる「プラスティッキー」な見た目そのもので過度な高級感は望むべくもありません。が、そこまで安っぽい感じでもなく。これを1,100円と言われれば普通に納得、またはお値段以上の雰囲気はあると思います。

余分な装飾等々は一切なくシンプルで著者は好きな外観ですね。どこででも使いやすい。

付いているスイッチは3つ。ボリュームアップダウンと電源スイッチです。充電用コネクタはマイクロUSB。なぜ今、USB Type-Cを採用しないのかはちょっと疑問ではありますが、変換コネクタ等もありますので充電で困ることはないでしょう。

左側イヤーパッドの下に3.5mmのAUXケーブル用コネクタがあります。

イヤーパッドはふかふかで厚みがあり、装着時の側圧がやや強めの作りながらヘッドフォンをつけた感じはなかなか快適です。長時間使っても頭や耳が痛くなることはなさそうです。

ヘッドバンド部分の長さ調整幅は左右それぞれ2cmちょっとぐらいずつで、ぶっちゃけ調整幅は広いとは言えません。きちんと装着できないユーザーも出てくるかもしれないですね。著者も実はギリギリです。

見た目も作り自体も密閉型そのものになっていますが実際には音漏れなどが結構あり、密閉型らしい没入感を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。また、ボリュームを上げると外にも音は漏れますから、出先での使用にはちょっと向いていないかもしれません。

操作してちょっと気になったのはボリュームボタンの配置ですね。なぜか「上側のボタンがボリュームダウン」、「下にあるボタンがボリュームアップ」なのです。操作上、直観的な配置ではありませんよね。

このあたりどうとでも作れたはずだと思うんですが、なぜこういう配置にしたのかちょっと不思議です。

装着感

このヘッドフォンを装着した感じは結構快適です。耳に当たる部分のパッドが柔らかく当りが優しい上に、一定の「腰」は確保されているのでハウジング部分の硬さが耳に伝わりません。

ヘッドバンドはやや硬めで装着時の耳を押さえつける圧力(側圧)は強いのですが、このパッドの作りのおかげで耳が痛くなったりすることはなさそうです。

側圧が強いおかげで装着時に多少身体を動かしたぐらいではヘッドフォンがズレることは一切ありません。この点はなかなか優秀なバランスだと思います。簡単な運動の際にも使えそうです。

さらに重量も軽いので頭・首への負担は少ないです。

機能

Bluetooth接続時には左耳側のハウジング外側にあるボタンでボリュームコントロールなどが行えます。

曲などの曲送り、曲戻しはボリュームボタン兼用、電話関連の操作は電源ボタンを併用するカタチです。誤操作が出るかもしれません。

Bluetooth接続のためのヘッドフォンの電源を入れていても、AUXケーブルを接続すると自動的に電源が切れる仕組みになっています。うっかり無駄にバッテリーを消費することがない嬉しい配慮です。

音 ~総評~

Bluetooth接続でも有線接続でも1,100円しかしないオーバーヘッド型ヘッドフォンとしては音質は結構頑張っているのではないかと思います。

Bluetooth接続用の電子回路などにコストがかかっている分、有線接続のヘッドフォンとしてはコスパはちょっと不利ではありますね。同価格帯の有線専用ヘッドフォンには恐らく負けます。

再生ではそこそこ広い音の空間は出来上がり窮屈な感じはありませんが、ちょっと良いカナル型イヤフォンと同レベルの広さぐらい。

音はわずかにかすれ気味で、ボーカルはちょっぴりハスキーな声に聞えます。また、基本的な音の傾向は「こもり気味」な聞え方ですね。スッとキレイに抜けるクリアな音ではありません。

しっかり出ている音の範囲は100Hz~10,000Hzぐらいではないでしょうか。重低音はほぼ出ていませんし、高い音の側が伸びていないのが音がこもって聞える一因になっています。

一聴して感じる音の雰囲気は「ちょっといいスピーカーの付いたAMラジオ」になりますかね。FMラジオの音質には達しないと感じました。

ただ、中間の音域の音のバランスは割と取れています。この関係で多くの音楽が雰囲気を崩すことなく聴けているのでしょう。

とまあいろいろと書いてきましたが、何せこれは1,100円で買える製品です。お値段を考えると全部許せます。コスパは十分に高いです。

音 ~Bluetooth接続時~

実はこのヘッドフォン、Bluetooth接続時と有線ケーブルを使っての接続だと音の高低のバランスが変化するようです。恐らく有線接続時の音の出方が「素の」このヘッドフォンの素性で、Bluetooth接続時にはヘッドフォン側の電子回路で音の調整を行なっているのではないかと想像しています。

自動的に「イコライザー」をかけているイメージですね。

高音から低音までの音の強弱のバランスはBluetooth接続の方が少しフラットなバランスに近づく感じがあります。

ただ、Bluetooth接続時の音の出方にも弱点はあって、すべての音のフォーカスが少し甘くなります。楽器や歌い手の位置がビシッと決まらず、それぞれの音の像が少し広がった聞え方になります。

音声コーデックにAACが使えるのは安価な製品としては珍しいフィーチャーですが、実は今のBluetoothヘッドフォン、標準のSBCコーデックでも音は決して悪くありません。「SBCは音が悪い」というイメージになってしまったのは、Bluetoothイヤフォン初期の接続性重視でビットレートを落としていたのが原因なのではないかと思っています。

ただ、iPhoneとの組み合わせで使う場合などは、AACが使えるのは嬉しいポイントになりますね。

音 ~有線接続時

3.5mmプラグのAUXケーブルで有線接続した際にはヘッドフォン側の電子系が全部電源切れますので、こちらの音がこのヘッドフォンの素の特性だと思われます。

こちらはBluetooth接続時よりも少しだけ音のかすれ感が増します。また、音の高音・低音のバランスの面では、高い方も低い方もあまり出ていないことが分ります。特にかなり高い音の部分が落ち込んでいるようで、この辺が音の「こもり感」に繋がっているようです。

音の像のぼやけ具合は有線接続の方が状況が良く、どこにどの楽器があるのか、とかの見通しが少し良くなります。

音の広がる空間の広さは有線接続でもBluetooth接続でも一緒。耳の位置よりは少し外側まで音が広がる感触ですね。

音のこもった感じを抑えて音楽の「ビート感」を出すには、イコライザーで低音と高音を持ち上げると効果的でした。特に高域は思い切って大胆にブーストした方が良さそうです。

ちょっと重箱の隅をつつくようにオーディオ的に評価してしまいましたが、お値段がお値段ですからね。この製品自体のコスパは高く、十分1,100円分の価値はあります。

有線ヘッドフォン通常タイプ

続いてダイソーの330円で買える有線ヘッドフォン、スタンダードタイプの音です。

外観の印象

白のものですが、こちらの製品の見た目はとてもプラスティッキー。どちらかというと「玩具っぽい」雰囲気を敢えて演出しているような外観ですね。白いほうを買ってしまったんですが、塗装なしで素材の色そのままを出しているようです。

ダイソー側も敢えてこの雰囲気にして「遊び」感を演出している気もしないでもなく。

ちなみに黒モデルを買うつもりで実は白を買っちゃってました。パッケージはどちらも共通で黒モデルの写真が印刷されているのです。そこで勘違いを。箱の表側に円い窓が開いていて、そこからヘッドフォン本体が少し覗いています。そこで色の確認をしなければなりませんでした。

装着感

耳に当たる部分のパッドはBluetoothヘッドセットとは全く異なり、やや硬めのクッションが使われています。その代わりと言ってはなんですが、ヘッドバンドの締め付け、側圧は弱めです。

このため耳が痛くなることはありませんが、イヤパッドの形状も相まって耳との間にすき間は出来ます。ここから外の音が入ってきますし音漏れもするはずです。使用時のTPOとボリューム設定には注意が必要ですね。

イヤーパッドは耳が内側に入るタイプではなく耳全体に乗っかるような形状です。このためすき間はよりできやすいようになっていると思います。

ヘッドバンドの長さ調節はこちらも左右とも2cmちょっとずつでしょうか。著者は実は頭が大きいのかもしれませんが、ヘッドバンドを一番長い状態にしたところで耳への当り具合はちょうど程度でした。この辺りの調節幅にはあまり余裕はありません。

耳に当たる部分のユニットは左右に首を振ることが出来る構造ですので、装着感は決して悪くはありません。

音質の総評

同じ40mm径の振動板を持つダイナミック型ドライバーを使っていますのでBluetoothヘッドセットと同じユニットなのかと思ったら、どうも別のパーツを使っているようです。音の癖が結構違います。

こちらの方がグレードが良いドライバーを使っているのかな?という感触ですね。

音のかすれ感が少なく少しだけレンジも広いようです。特に上に音の範囲が伸びているようで、音のこもり感が少なめ。まあ、こもった雰囲気の音がゼロになっている訳ではないのですが。

製品のスペックとしては周波数範囲が20~20,000Hzとなってはいますが、実際にはそんなに出ていません。ちょっと無理のある表記ですね。こちらも100Hz~10,000Hzぐらいがしっかり出ている範囲でしょう。

そこそこスピード感のある低音(音の立ち上がりが良い)は出ますが、重低音と言われるレンジはほとんど出ていない感じです。「ズンズン」とか「ズシン」とくるような音の感触は伝わってきません。

ただ、こちらも出ている範囲の音に関しては音のバランスは割と整っていて、多くの音楽が本来の雰囲気を崩すことなく楽しめました。全体的に「音が軽い」聞え方にはなりますが。

さすがにそれぞれの音の細かなニュアンスを表現する能力はありませんので、キッチリとアーティストが表現したい内容を聞き取りたい場合には、本格的に音楽用として作られているイヤフォン、ヘッドフォンを入手すべきでしょう。

このあたりはユーザーそれぞれの音楽との向き合い方のスタンス次第、と言うことになると思います。

とはいえ、これぐらいの音を330円で出せるならば大したものです。

ヘッドフォンの音圧レベルは一般的なヘッドフォンと同じぐらいのものを確保しているというカタログスペックですが、インピーダンスが32Ωあることもあってかボリュームは高めにしないと十分な音の大きさになりません。

テストで使ってみたスマートフォンのXperia 1 III、内蔵ヘッドフォンアンプはかなり頑張っているはずなのですが、ボリュームを8割ぐらいまで上げないと十分な音量になりません。

330円ヘッドフォンを使うにはちょっと本末転倒気味ですが、スマホをプレイヤー代わりにするなら少し本格的なポータブルアンプが欲しくなります。主にパワー面で。

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ヘッドフォンにどれぐらいの予算をかけられるかはそれぞれのユーザーの使い途や、音楽を聴く時の考え方で決まってくると思います。

音楽を聴く場合にもBGMとして聞き流すような使い方なら、そこまで音質にこだわる必要はないでしょう。

そうではなく、しっかりと音楽と向き合ってアーティストが表現したかった内容をしっかり聞き取ろうとするなら、本格的な音楽用ヘッドフォンがあった方がいいです。安価な機材では聞こえなかった音が本当に聞こえてきますから。

ヘッドフォンも含めたオーディオ機器は基本的には「高い方がいい音が出る」というごくごく当たり前の法則とも言えないようなファクトがあります。ただ、お値段が2倍になったからといって音の良さも2倍になるわけではありませんね。

そして価格帯が上に行くほど、より高い製品を買ったときのレベルアップ度合いは小さくなっていきます。ですから、どこかでユーザーそれぞれが「見切り」をつけないとすごく深い「オーディオ沼」に足を踏み込むことになります。それはそれで楽しいことなのですが、ちょっとご注意を。

取りあえずこの記事では音楽用としての入門機3機種をご紹介します。予算は2,000円前後。この辺がメジャーメーカー製のローエンドになります。これまで「とりあえず」のイヤフォン、ヘッドフォンでやりくりしてきたユーザは、この辺りから始めてみるのも良いでしょう。

ソニーMDR-ZX110

ソニー製の密閉型ヘッドフォンです。お手頃価格ながらきちんとした製品にまとまっているはずです。

オーディオテクニカATH-AVC200

こちらもオーディオ製品では老舗と言えるメジャーメーカー製の製品です。この製品も無難な選択になるでしょう。

JVC HA-RZ510

JVC、ビクターの密閉型ヘッドフォンです。オーディオ関連には独自のこだわりを持つメーカーですね。

著者もこのブランド製の「変態(褒め言葉)」イヤフォン持ってます。(イヤフォンにスーパーウーファーを押し込んだ製品)

さらに上を目指すのでしたら、この上は5,000円クラス、1万円クラス、2万円クラスぐらいでアップグレードを考えて行くと良いでしょう。