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【2020年版】iPadの選び方ってあるの?機能・性能の幅が広がったiPadシリーズの選び方について!

タブレット端末はタッチ操作で直観的に使える扱いやすさ、パソコンに比べると薄くて軽いこと、スマートフォンと比べると今度は画面が大きく広々としていることがマッチして、その良さが広く認識されるようになってきました。

登場した当時は上に書いたタブレットならではの特徴が逆に中途半端と思われてなかなか市民権を得るところまで行きませんでした。ですが今はハードウェア・ソフトウェアの機能・性能のアップなどにより、さまざま生活シーン、ビジネスでも使われる機会が大幅に増えた情報端末になっています。

そんなタブレット端末で高い人気とシェアを誇っているのがApple社のiPadシリーズです。

タブレット人口の広がりに合わせる形で機種のバリエーションを増やしている、iPadシリーズ選択の考え方の一つを説明していきます。

-タブレット-の選択基準

iPadシリーズ以外も含め、タブレット端末を選ぶときの基準を一般論からまとめてみます。

タブレットは「見る」ための端末

まず最初の一つ。
タブレット端末の基本的な性格です。

タブレット端末はネットなどにある情報を見るための端末という性格が強くなっています。

画面のタッチですべての操作を行える使い勝手の良さがタブレットの強みですが、元々は文章を作成したり写真の詳細な修正を行なうといったクリエイティブな使い方にはあまり適していません。

画面サイズ

今のタブレット端末の画面サイズには大体3つぐらいのクラスがあります。1つは8型クラスの画面。2つめは10型クラス画面、もう一つはそれより大きな12型以上の画面サイズを持つ機種です。

数字だけで見るとわずかな差に見えますが、実際に使ったときの画面のサイズ感はかなり大きく違います。もちろん使い勝手にはこのサイズ感が大きく影響してきます。

電子書籍を見る・読むことの使い途で考えると、8型クラスの画面の機種はコミックスの1ページを読むのに適した大きさです。文庫や新書などの文字ベースの書籍だと見開きで2ページの表示がぴったりです。

10型クラスの画面になるとコミックの見開き表示もだいたい行けます。小さなコマ割りのページだと若干見にくい箇所はあるかもしれません。

小説の文庫本、新書版ベースの本だと見開き表示でも1ページに表示される行数が多くなりすぎて、逆にちょっと読みにくさを感じる人も出るかもしれません。

12型以上の画面サイズになると、コミックの見開き表示は楽々。文字だけの書籍は表示量が多すぎと感じる人がかなり増えるでしょう。

WebサイトやSNSの利用なら画面が大きいほど1画面に表示できる文字数=情報量が増えますので、閲覧効率はグッと上がります。

動画視聴ではもちろん画面が大きいほど映像から感じる迫力が増します。

画面の縦横比

iPadは画面の縦横比に頑固なまでのこだわりを持っています。ずっと4:3のスクエアな比率を守ってきました。これに対してAndroidやWindows系のタブレットだと横長、あるいは縦長の画面を使うことが多くなります。

電子書籍なら書籍の見開き表示を行なうにはiPadの4:3画面の方が無駄は少ないです。1ページ分の表示は2:3の縦横比になるので、実際の紙の書籍の1:1.4ぐらいに近いからです。

1ページのみを表示する場合には、逆にSurfaceシリーズの画面などの3:2やAndroid系に多い16:9の画面の方が無駄は少なくなります。

ニュースのヘッドラインなどのリストを一覧するには縦長の画面が便利ですが、ページ本体の閲覧はページの作りにもよりますがスクエアな画面の方が適していることが多いです。

重さ

次に大切なのが端末自体の重さです。スマートフォンやタブレット端末は机において使うことが多いノートパソコンとは違い、本体を手で持った状態で使うことが多いからです。

著者の個人的な体感からすると、片手でホールドして長い時間使える重さの限界はだいたい300g前後。この重さにマッチするのは8型クラスの画面をもつ機種です。

10型クラスの画面の機種になると重さが500g近くかそれを超えるぐらいになって、長い時間使おうと思うと両手でホールドすることになると思います。

12型以上の機種は基本、手でホールドして使えるのは短時間のみ、と考えた方がいいでしょう。

片手で楽々iPad Mini

iPadシリーズで8型クラスの画面を持つのがiPad Mini。7.9型で縦横比が4:3の高密度の液晶パネルを採用しています。

とても薄くて重量もほぼ300g。片手で楽々扱えるボリューム感を実現できています。

画面がスクエアな形状になっているため画面サイズに比べると横幅は大きめ。このため本体をつまむのではなく、ガシッと裏から手のひらでホールドするような持ち方はサイズ的にギリギリかもしれません。

ですが重量自体は十分軽くてコンパクトなので、気軽に電子書籍を読んだりネット情報をチェックするのに合っています。

電子書籍の見開き表示ならiPadのサイズがぴったり

無印iPadは10.2型のディスプレイを持つ機種で重量は500gを切っていて、このクラスのタブレット端末としてはかなり薄くて軽い仕上がりです。

ですが片手で長時間ホールドするのは少々厳しい重さだと思います。

その代わり画面に表示できる情報量が大きく増えますので、WebサイトやSNSを巡回して情報を閲覧するときや色々なコンテンツを見るときの効率等々がアップします。

画面サイズが近いiPad Airとどちらを選ぶか迷う機種になりそうです。

画面サイズはほぼ一緒で使い方は同じ方向性になります。使われている心臓部のチップはこちらのほうが少し古く、同じクラスの廉価版的なポジションになっています。

絶対的な性能はこちらが少し落ちますが、高度なゲームなど一部のアプリ以外は問題になることはほぼないでしょう。価格でチョイスしてしまってもOKかもしれませんね。

ミニiPad Pro的なiPad Air

iPad Airは無印iPadよりも少し大きな画面を持ち、中身のハードウェアはどちらかというと上位機種のiPad Proに近い性能を持つ機種に仕上げられています。

10型クラスの画面ながらWi-Fiモデルでは重量が456gに抑えられていてとても軽い機種です。

画面サイズと色再現の良さ、ハード性能の高さから、写真撮影の現場などでの作品チェックのようなクリエイティブな用途にもマッチします。

Smart KeyboardやApple Pencilと組み合わせての2in1パソコン的な使い方も十分に視野に入ります。高性能さを活かせるそういった使い途にはiPad Airの方が適しているでしょう。

Apple流2in1的なiPad Pro

iPad Proには2つの画面サイズがありますが、どちらもiPadシリーズでは最強の心臓部となるSoC(CPUやGPU、その他の処理プロセッサを統合したチップ)を搭載しています。加えて内蔵ストレージも大容量で非常に高い性能を誇ります。

iOSを搭載したタブレットよりの性格を持つ製品ながら、Surface Proなどの2in1パソコン的な利用方法を想定しているマシンだと思います。

情報を見るための端末だけではなく、ペイントソフトを使ったイラストを描く作業や高性能なSoCの性能を活かす写真のレタッチ作業も十分こなせる性格を兼ね備えた一台です。

ただOSがiOSな分の制約はあって、複数のアプリを立ち上げて自在にそれらを行ったり来たりしながらの作業には限界はあります。使い方によってはMacOSやWindows搭載機の完全な代わりにはならないことは覚えておいた方がいいでしょう。

そういった制約が問題にならない使い方であればiOSの使い勝手の高さとも合わせ、効率よい仕事が出来ると思います。

iOS機で2in1マシンを作ったAppleと、フルセットのWindowsで作ったマイクロソフトの思想の違いが垣間見える面白い対比になるマシンと言えるかもしれません。