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使わなくなったスマホを家族に譲るときのチェックポイント!!

使わなくなったスマートフォンを家族に譲るときの注意点などについてまとめています。

使わなくなったスマホを家族に譲渡!確認ポイントは意外と多い!

様々な理由でそれまで使っていたスマホが「余る」ケースが出てくることがあります。一番多そうなのはどなたかが最新機種に乗り換えたときでしょうか。

大手キャリアの残価設定型分割払いをチョイスして本体返却と同時に残債を消去するような場合を除き、スマホ本体を乗り換えたらそれまで使っていた本体が遊ぶことになるでしょう。

リサイクルショップやスマホ中古販売店に持ち込んで引き取ってもらうことも可能ではありますが、スマホの機種や販売年度によってはかなり買い叩かれることも覚悟しないといけません。デジタルガジェットの価格の低下ってかなり早い傾向がありますからね。

場合によってはスマートフォン本体は誰かに譲渡するなど、自分でリユース先を見つける方がより有効活用が可能なパターンもたくさん考えられます。

ただ、スマートフォンって使い込めば使い込むほど「個人情報の宝庫」になっていきます。そのまま他の人に渡してしまうのはあまりにリスキーな行為です。例え譲渡先が家族だったとしてもそれは同じこと。多少リスクは軽減されますけれどね。

と言うわけでスマホを誰かに譲る際にはキチンと手順を踏んで準備をしなければなりません。ここはあえて「した方が良い」ではなく「しなければならない」、「Must」と表現しておきましょう。

具体的には次に使う人にも合わせて次のステップを踏みましょう。

1. 本体初期化
2. ネット接続手段準備
3. セキュリティ対策
4. (譲る相手によっては)フィルタリング導入
5. (譲る相手によっては)ペアレンタルコントロール導入

3までは必須。4つめ5つめのステップは譲る相手の年齢、各種リテラシ、スマホ使いのスキルなどを考えた上で必要に応じて設定しましょう。

以下で具体的にそれぞれのステップの中身を見ていきます。

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0. そもそも使わなくなったスマホは家族・子供に譲渡可能?

スマホ本体の料金を分割払いにしてその残債が残った状態での譲渡はもちろん論外です。が、そういったおかしなことをやらない限りは、購入したスマートフォン本体は普通に譲渡が出来ます。

パソコンの中古品と同じように考えて大丈夫です。

キチンと処置をすればリサイクルショップに引き取ってもらってもいいですし、フリーマーケットやオークションに出品することも出来ます。

ただ、スマートフォン本体購入と一緒に携帯電話回線の契約をしていたなら、回線の契約者は元の利用者のままですのでここは間違えませんよう。回線契約の譲渡は出来ません。

つまり基本、SIMカードは忘れず抜いてくださいね。

携帯電話回線の電話番号はSIMカードと紐付いていますので、家族間でのスマホの譲渡の際も注意が必要です。

1. スマホ本体は初期化しよう

スマートフォンを誰かに譲る前に最も大切なことがこの部分です。譲渡を行う前にスマホ本体は必ず初期化しましょう。

Android系のスマホでもiPhoneでも、スマホを使うときにはクラウドのサービスとの連携が事実上必須です。クラウド系のサービスを使うにはそれぞれのユーザーのアカウントが必要で、スマートフォンはそのアカウントと密接に紐付いています。

スマートフォンとクラウドのサービスを切り離すためにアカウント情報は最低でも消去しなくてはなりません。紐付けたまま譲ってしまうと、赤の他人にクラウドサービスに登録した情報全部を覗かれてしまうという、極めて危険な状況に陥りかねません。「超」要注意事項です。(譲渡先が家族なら多少はマシですが…。)

さらにクラウドサービスのアカウントにクレジットカードなどの支払い情報をリンクしていた場合、これを悪用される可能性も当然生じます。お子さんがゲームに大量の課金をしてしまうリスクも生まれます。

他にもスマートフォンの中には使ったユーザーの個人情報がどんどん蓄積されていきます。場合によってはカメラで撮った写真すらリスクの要因になります。位置情報を記録していたりするケースならその危険さはすぐに理解していただけると思いますが、そのほかにも写真に写り込んだ風景から個人が特定される危険性もあります。

ですからスマホ譲渡の際の最初のステップのおすすめはスマホ本体の「初期化」です。クラウドのサービスのアカウントとの切り離しだけでは十分ではありません。

ちなみにドコモのいつでもカエドキプログラムなどでは、初期化が行われていない古いスマホはそもそも返却の受付をしてもらえなかったりします。

2. ネット接続手段をどうするか

次に、譲った相手がどうやってネットに接続するのかも考えておきましょう。

お子さんなど同居している家族のケースで自宅に固定回線をお持ちの方だったら、

・家の回線経由でだけネットに繋げられればいいのか
・外出先でもスマホを本格的に使いたいのか

この二つで判断は分かれます。

一言で言えば前者なら携帯電話回線の契約はいりませんし、後者であれば何らかのプランを契約する必要があるでしょう。一般的には後者のケースが多くなると思いますけれども。

前者のパターンで自宅にWi-Fiルーター/Wi-Fiアクセスポイントがないならこれらの機器を増設する必要があります。

後者の場合にはスマホを譲ったユーザーのネットの利用の仕方にあわせた携帯電話プランの契約が必要になります。

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3. セキュリティソフトは必ず入れましょう

スマホ用のOSはパソコン用のOSよりも堅固な作りで比較的ウィルスやマルウェアには強い傾向があります。特にiPhoneのiOSは非常にセキュリティ的に強いOSであることが知られています。

ですが、スマートフォンを使っていて見舞われる脅威ってウィルスやマルウェアだけではないのですよね。今ですと「フィッシングサイト」など不正なWebサイトを使って個人情報を抜かれる脅威の方が比重は大きくなっています。

こういったネットの脅威にはOS単体では対抗出来ません。セキュリティソフトによる補完が必要になります。

例えば子どもさんにスマホを譲渡するのでしたら、親御さんが使っているパソコン用に購入したセキュリティソフトの利用権の余剰分を活用するなどして、スマホにもセキュリティソフトを導入することを強くおすすめします。

4. 必要ならば「フィルタリング」を導入

大手キャリアから子どもさん向けにスマートフォンを購入するときには、ショップ側でフィルタリング機能を有効化するようになりました。家庭内でスマホを融通するケースで、親御さんが使っていたものをお子さんに回す場合には、同様にフィルタリング機能を導入する設定を行いましょう。


https://www.docomo.ne.jp/service/filtering/

まっとうなWebサイトからリンクをたどっていくだけでも、危険なサイトにたどり着く可能性はゼロではありません。また、非常にメジャーな情報サイトにもリスキーな不正Web広告が表示される可能性がわずかですが存在しています。(実際著者は経験しました)

そういったリスクから家族を守る意味でも、ネットに対する本当の意味でのリテラシが高いとは思えないご家族には、フィルタリング設定を必ず行いましょう。

フィルタリング設定は子どもさん向けのものとのイメージがあるかもしれませんが実はそんなことはありません。ネットの危険性に対する意識が希薄な方は、本当はこの機能をしっかり活用した方が安心・安全なのです。

5. さらに必要ならば「ペアレンタルコントロール」も検討を

スマホを譲渡される相手がまだスマホ自体を使い慣れてない、各種リテラシも身についていないようなお子さんなどの場合には、親御さん側でスマートフォンの使い方を制限する「ペアレンタルコントロール」の導入も検討された方が良いでしょう。


https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/familylink/

適切に使うことが出来るならば、低年齢の方でもいろいろと便利な活用方法があって様々な方面の効率等々を引き上げることも出来るデバイスがスマートフォンです。ですが、キチンとした付き合い方を身につける前に無制限で利用させることには、それなりのリスクもあるのがスマホでもあります。

ですので初めてスマートフォンを使うようなお子さんには様々な制限を付けて「行きすぎ」を予防しておくのが良い選択です。

ショートムービーの見過ぎで集中力が全然持続しないユーザーが生まれているのではないか、なんて懸念も噂されている昨今。上手に活用すれば極めて優れた効果ももたらしてくれるデバイスですが、逆にその後の人間形成にとても悪い影響も与える可能性があるのがスマホであることをしっかり頭に置いておきましょう。

蛇足っぽくはなりますが、お子さんには親御さんがしっかりとスマホとの適切な付き合い方を教えてあげるようにしましょう。

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【その他】家族・子供にスマホを譲渡で注意すべき点

スマートフォンは以前の携帯電話とは異なり、中身自体はかなり高度な情報処理機器です。クラウドと常にリンクして従来は考えられなかった使い方も生み出しました。

気楽かつ意識しないうちにネットに接続している分、使う上での新たなリスクも生じさせています。特に初めてスマホを持たせる相手にはこの辺りもしっかり意識した上で対応を行ないたいものです。

さて、使わなくなったスマートフォンを家族に譲るとき、他にも注意しておく方がいい点がいくつかありますので、それらを最後に簡単にまとめておきます。

譲ったスマホを使う人のリテラシなどに注意

これ以前に記してきた内容ともかぶる部分ではあるのですが、スマホを譲る相手の様々なリテラシやスキルはしっかりと確認するようにしましょう。そしてそれに合わせた対応を行ってください。

特にネットに関する付き合い方には十分な注意が必要になります。「やらかし」は「デジタルタトゥ」としてずっと消えずに残る可能性もあります。

ですので、スマホを譲渡した相手がキチンとしたネットとの付き合い方を確立出来るまでは、使える手段はすべて活用してしっかりと見守るようにしましょう。

スマホはいつまでも安全に使えるわけじゃない

スマートフォンのOSはパソコン用のWindowsなどと同じで、スマホ本体が古くなるとOS本体のアップグレードを行えなくなります。Android系のスマホはスマホ本体のサポート期間が短めで、購入時に入っていたバージョンから2~3つ分ぐらいまでのバージョンアップまでしかサポートしないケースが多くなっています。

具体的にはAndroid 12搭載のスマホは、Android 14ぐらいまでは対応してくれますが、そのあとサポートされるかどうかが微妙になります。(メーカーの方針によって変わる)

一応、OSのアップグレードが出来なくなってもしばらくはセキュリティ更新は行なわれます。が、その継続期間にも限りはあります。完全にサポートが切れたOSをネットに繋いで利用するのはかなりリスキーです。

つまりは、ある程度以上古いスマホは譲渡しない方がいいということです。Android系ではそろそろバージョン8のサポート切れが見えてきているようです。

iOSはAndroidに比べるとスマホ本体のサポート期間は長いのですが、それでも何時までも使い続けられるわけではありません。最近では遂にiPhone 8が最新バージョンのサポート対象外になっていたりします。

スマートフォンも高額商品になりましたからもったいないと感じる気持ちも理解出来ます。ですが、ある程度以上古い製品にはどこかで見切りを付けなくてはなりません。

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